練習メニュー紹介 No.005 ゴムチューブウォーク

2025.04.11女子野球練習メニュー
練習メニュー紹介 No.005 ゴムチューブウォーク

全国各地の女子野球チームに聞く

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練習メニュー紹介コーナー

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ゴムチューブウォーク

Coach 山崎まりさん

 

どんな練習?

野球のプレーをする中で、必要以上に "膝が内側に入らないこと" が非常に重要です。

特に女性はQアングル(大腿骨と膝の角度)が大きいため、膝が内側に入りやすく、ACL(前十字靭帯)の損傷リスクが高いといわれています。

野球の動きの中でも、打撃や投球の際に膝が内側に入ると力の伝達効率が悪くなり、打球速度が速くならない・飛距離が伸びない、投球速度も上がらないという技術でのマイナス面があります。

そしてなにより、怪我のリスクも高まるので、膝が内側に入らないためのトレーニングをすることはとても大切です。

山崎さん自身も現役中に続けてきたというゴムチューブウォーク、是非取り入れてみてください。

 

練習方法


1.サイドウォーク

  ゴムチューブは足首に装着する

  真っすぐに横歩きをする(左右両向き行う)


2.フロントウォーク

  ゴムチューブは膝に装着する

  左右交互に動かし少しずつ前進する


3.片足ずつトレーニング

  ゴムチューブは膝に装着する

  片足ずつその場で動かす

 

気を付けるポイント

膝が内側に入ったり、下半身がブレたりしないように注意!

膝にゴムチューブの負荷がある状態で、小さく歩き進めることで膝関節を維持するための筋力が鍛えられます。

切り替えしや、ストップ&ゴーの動きが多い野球にはとても大事な筋力です。

★ゴムチューブの強度は、弱いものからはじめて、きれいな姿勢をキープできるようになったら少し強度を上げてみましょう。

負荷がある状態で膝の位置を固定する筋力が備われば、力の伝達効率も良くなりパフォーマンスアップ+けが防止にも繋がります。

 

練習メニューを紹介してくれたのは

山崎まりさん

女子野球の第一線で活躍してきた山崎さんのメニューです。

女子選手のけが防止やパフォーマンスアップに必要な練習を紹介していますので、メニュー004も是非ご覧ください → こちら

球歴:球歴:札幌ホーネッツレディース・筑波大学硬式野球部・アサヒトラスト(クラブチーム)・女子プロ野球(2013-2019)・埼玉西武ライオンズレディース(2020-2024)
女子野球日本代表選手として2010年の第4回IBAF女子ワールドカップ出場

 

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