今や当たり前になった高反発バット
2024年のセンバツ甲子園、木製バットで打席に立ち活躍している選手が話題になっていますね!
チームの勝利に貢献するため、レギュラーとして試合に出るため、誰しもが良いバッターと言われたいし、たくさんヒットを打ちたいはずです。
ましてやホームランを打ちたい。という気持ちに嘘はつけません。
そのために多くの学童野球選手が使用しているのが "高反発バット" = "金属バットよりも飛ぶバット" です。
価格も高価ではありますが、≪飛距離をお金で買う時代≫ とも言われるほど目に見えて結果にも表れるため、特に高学年の試合になると高反発バットの使用率は格段に上がります。
新モデルが登場するたびに、チーム内やご家庭内の話題は「さらに飛ぶ新しいバット」で持ち切りでしょう。
しかしながら、常に高反発バットの使用に関しては賛否両論が巻き起こります。
それはなぜか?
高反発バットのメリットとデメリットについて、そして木製バットを使う効果について考えてみましょう。
2024年3月21日更新
目次 |
高反発バットのメリットとデメリット |
本当にバットのおかげ? |
先々苦労しないために |
学童用木製バットで打撃技術の向上を |
まとめ |
高反発バットのメリットとデメリット
メリット
①とにかく飛ぶ
②ヒット、長打、ホームランと結果が出る
③芯を外れてしまっても打球が飛ぶ
④打つのが楽しくなる
デメリット
①価格が高い
②高反発バットを使えない硬式野球などになったときに苦労する
③打撃フォームやミート力などが未熟でも能力があると勘違いしてしまう
④使用禁止としている球場・グラウンドもある(今後増える可能性も?)
上記はあくまで一例ではありますが、一般的に多く言われるデメリットは②の先々で苦労することになるのでは?というものです。
本当にバットだけのおかげ?
ハチャメチャな打ち方でもとにかく高反発バットにボールを当てようとしている選手は例外ですが、ほとんどの学童球児は『自分自身の実力に加えて、バットの力も借りている』そんな気持ちではないでしょうか?
実際に、たとえ高反発バットを使用したとしても、基礎がなければ打球は飛びませんし長打も生まれません。
メリットを先ほどいくつか記載しましたが、ヒットやホームランが決して "100%高反発バットのおかげではない" ことは自信をもって記載しておきます。
理にかなった正しいスウィング、その子の体格や力に合ったスウィングができた上で、しっかりと振り切ることのできる重さの高反発バットを使えば、まさに鬼に金棒となるのです。
先々苦労しないために
学童野球時代はチームの主力として打力も評価されていた選手が、中学に上がり硬式クラブチームに入ったがなかなか活躍できていない。という話は皆さん一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
特に、学童時代に練習でも常に高反発バットを使っていた選手に多く聞かれる悩みの一つです。
6年生の秋~冬にすべての大会が終わってから、中学野球に向けて硬式ボールと金属バット、もしくは硬式ボールと木製バットで練習を開始する選手がほとんどでしょう。
\ではなく/
早いうちから練習では金属バットや木製バットを使っている。という選手は、常に高反発バットを使用している選手よりも圧倒的に "芯で捉えるミート力" が身に付きます。
※木製バットで打撃練習※
単純ではありますが、ミート力が上がることは間違いありません。
そしてその結果、「試合ではチームの勝利に貢献するため」「レギュラーとして試合に出るため」に高反発バットを使っていても、先々バッティングが崩れたり、フォームを大きく修正したりすることなく対応できるようになります。
学童用木製バットで打撃技術の向上を
打撃技術とは?
様々な投手やボールに対応できること
= 試合で結果が出る
ただバットだけに頼ったバッティングをして、その時に結果を出すことができても、次のステージへ上がると対応に苦労することになるでしょう。
金属バットよりもさらに芯で捉えて打球を飛ばすことが難しい "木製バット" を使って、目先の活躍だけではなく、先々も役に立つ打撃技術を身に付けましょう。
さらに自分に厳しく高いレベルを目指す選手へ
試合でも使用できる学童用木製バット
まとめ
今後は高反発バットの使用が制限される球場・グラウンドが増えてくる可能性もあります。
試合で木製バットを手に堂々と打席に入る学童選手が多くなる日も近いかもしれません。