自主練の代表 "素振り"
野球/ソフトボールにおいてチーム練習以外の自主練習、自宅練習の代表と言えば "素振り" ですね。
毎日振る。週に何回振る。など、回数の目標を立てている選手もいると思います。
そんな自主練習の代表である "素振り" で意識すべき大切なことを井端弘和氏に教えてもらいました。
実は≪外側≫が大事
バットを振るときに「膝が外に割れないように」「壁を作る」「内転筋に力を入れる」などというワードを耳にすることも多いのではないでしょうか。
フィールドフォースにも【膝割れ矯正ベルト】というまさにピンポイントの商品があるほどです(下記画像参照)
しかし、このように専用のギアがなくても膝が外に割れない(膝が開かない)スウィングをするポイントを解説します。
キーワードは『外側に力を入れる』こと。
野球理論、打撃理論はさまざまで指導方法やアプローチの仕方も一つではありません。
そのうえで、井端氏は「つま先重心が大事という人もいるし、脚の内側に力を入れろという人もいる。でも、脚の外側に力が入っていることがとても大事だ思う」と言います。
内側ばかり意識すると?
最初からずっと内転筋、内ももに力を入れて、スウィングをすると「内に内にと意識が入りすぎて、実際にボールをミートするときには解放されている」状態になります。
わかりやすく少し大げさに表すとこのような状態です。
ボールを捉えてから押し込む大事なところで下半身の力が解放されてしまっています。
これでは質の良い打球は飛びませんし、飛距離も出ないどころか、速球や変化球にも対応できないでしょう。
踏み込み脚の外側で踏ん張る
体が外側に流れないためにも、踏み込む側の脚(相手ピッチャー側の脚)の腰・臀部・太もも・脛の外側にもしっかりと力を入れ力を溜めることが重要です。
打つ前ばかり内側に力が入り、肝心なところで解放してしまうことがないように…下半身の外側で壁をつくり、そこから腰を入れてフォロースルーへと繋がっていくのです。
自主練での素振りも、ただただ惰性で回数だけこなすような、意味のないスウィングになっていませんか?
今回井端氏に教わったポイントを意識して、自主練習の代表 "素振り" をしてみましょう!
自分でできる確認方法
最後に、膝が割れていないか、外側を意識できているか、そのポイントを"素振り" 中に自分自身で確認できる方法をご紹介します。
意識づけの方法としてもオススメですので、すぐにでも実践してみてください。
①ミートポイントにバットを出します
②そこに向かって後ろの手のひらをぶつけていくイメージで出していきます
③踏み込み脚の外側で踏ん張る意識でミートまでもっていきます
素振りの前や合間等にこの確認を取り入れながら行うことで、日々の自主練習・自宅練習の質も上がること間違いなしです。