今回のブログ記事では、送球(スローイング)における【なぜ送球は胸に投げるのか】について解説をしていきたいと思います。
2024年3月7日更新
目次 |
スローイングとは? |
送球を胸に投げる理由とは? |
胸に狙って投げない場面とは? |
スローイングを良くする意識とは? |
スローイングが良くなる効果的な練習方法 |
まとめ |
YouTubeチャンネル紹介 |
スローイングとは?
野球では一般的に野手の送球の事を言います!
野手のスローイングといっても捕手(キャッチャー)・内野手・外野手では体の使い方や意識が変わります!
しかし、1つだけ共通していることは "相手の胸を狙って投げる" ということです!!
では、なぜ送球は胸に投げるのか!という点を解説していきます!
送球を胸に投げる理由とは?
送球を胸に投げる理由は、『受け手が一番捕りやすい位置が胸の位置だから』です!!
また、捕りやすい位置で捕球できることにより、次のプレーにも移りやすくなるります!!
送球が逸れた場合、捕りづらく次のプレーに移りにくい体勢になってしまい、強いボールを投げる事が出来なかったりするので、送球は基本的に胸に投げる必要があるのです!!
しかし野球界では、例外になる場面もありますので、どんな場面では胸ではない場所に投げるのか?という点も解説していきます!
胸に狙って投げない場面とは?
① 1つ目は受け手がタッチをする場面
投げ手は胸ではなく、走者が侵入してくるベースに向かって投げる必要があります!なぜなら胸に投げてしまうと、タッチまでの時間と動きのロスが大きくなる為、そのロスを少しでも短くするために、狙う場所は胸ではなくベース(走者が侵入してくる方向)になるのです!
② 2つ目は主に併殺打で、ベースに受け手が入る前に投げ手が送球をする場面
受け手に向かって投げるのではなく、受け手が入ってくるベースをめがけて送球をする必要があります!このようなケースの場合、受け手に投げてしまうと受け手は動きながらベースへ入ってくる為、ボールが到達する時にはめがけた場所は通過してしまっています!
その為、受け手が入ってくるベースめがけて送球をする事が大切です!
スローイングを良くする意識とは?
野球人であれば、ほぼ毎日キャッチボールをすると思います!
毎日行うキャッチボールを適当に…何も意識せず行ってしまうとスローイングの上達はありません!
日々のキャッチボールから、相手の胸をしっかり狙って投げる意識が大切です!
その際にリリースや腕の振り方だけを意識するのではなく、投げる際の下半身に注目してください!
自分が遠くに思いきり投げようと思った時の「下半身の使い方」を、必ずキャッチボールの段階でも作ってあげる必要があります!
それを意識するだけで、力強く安定した送球を手に入れる事が出来ます!
また、キャッチボールの際に受け手の気持ちを理解することが大切です!
相手が捕りやすい=良いボールですので、自分が捕りやすいと感じる場所に投げるように心がけていきましょう!!
スローイングが良くなる効果的な練習方法
① 回転チェックボールを使って綺麗な縦回転のボールを投げよう!
→ まずは正しい回転でボールを投げられるように、回転チェックボールを使ってキャッチボールをしてみよう!
② シャドーインナーロッドを使ってリリース位置を理解しよう!
→ シャドーインナーロッドを使う事で、正しい投げ方や正しいリリース位置を体感することが出来ます!リリース位置が安定する事でスローイングの安定にも繋がります!
③ 音鳴るターゲットシートを使って実戦練習をしよう!
→ 守備練習の捕球~送球で、音鳴るターゲットコントロールシートを目標にしてスローイングする!
目標を作ることでただ投げる事が無くなり、目標めがけて投げるのでよりスローイングの正確性が向上します!!
まとめ
ただ、投げるだけ・肩慣らしのキャッチボールは本日を持ってやめましょう!!
キャッチボールはアウトにするための練習です!
試合で活躍するために日々のキャッチボールから見直してみてください!!
野球のピッチング・スローイングの原点はキャッチボールなので、キャッチボールを疎かにすることなく、意識を上げたキャッチボールで周りとの差を付けてください!!
YouTubeチャンネル紹介
オギ:野球愛日本一・現役社会人硬式野球選手(内野手)
タイキ:自称群馬一学童野球を愛している男(捕手)
野球少年少女の方、保護者の方々に為になる動画を発信しています!!!