特徴を"超簡単"解説
野球のグローブに豚革が適している?
軟式ボールとの相性が抜群で学童野球におすすめ?
ここでは豚の革はどのような特徴があるのか。なぜ野球のグローブに使用したのか。わかりやすくご紹介します。
2023年12月1日更新
目次 |
豚革の4つの特徴 |
なぜ軽いのか? |
なぜ丈夫なのか? |
なぜ柔らかいのか? |
なぜ通気性がいいのか? |
グローブ用として |
豚革の4つの特徴
そもそも皮じゃなくてなんで革っていうの?と疑問に思う方もいるかもしれません。
皮=未加工の状態
革=製品用に加工した状態
このように呼び名が使い分けられています。
なぜ軽いのか?
それは『豚革は厚みがなく薄いから』です。
豚の皮は全体が乳頭層でできていて、すぐに皮下組織(脂肪など)になるので、革として使用する部分は薄いのです。
乳頭層とは? 皮の表層にあってキメが細かい部分です。
なぜ丈夫なのか?
上述したようにキメの細かい組織なので、強度が高く丈夫です。
その薄さと丈夫さを活かして、靴や鞄、財布などの裏材にも多く使用されています。
なぜ柔らかいのか?
体の部位にもよりますが、特にお腹やお腹に近い部分の皮の繊維は細くて緩く、コラーゲンが豊富なので加工後もとても柔らかく仕上がります。
対しておしり部分は、お腹よりも繊維が詰まっていて双方を比較すると硬くなりますが、厚みが薄いことなどもあり牛革に比べると『柔らかいグラブ』に仕上がります。
シボと呼ばれるシワシワの柄のような表面も豚革の特徴のひとつです。
(下の画像をご覧ください)
ピンと張った革よりも、シワシワの革の方が柔らかいということは、イメージをするだけでもわかりますね。
なぜ通気性が良いのか?
豚革の表面を見てみると…ボツボツと毛穴がはっきりと見えます。
毛が皮膚の深いところから生えているので、実はこの毛穴は裏側まで貫通しています。
毛穴が空気の通り道になるので、通気性が非常に良いのです。
革が流通している動物の中でこのように毛穴が貫通しているのは、豚と象ぐらいだと言われています。
グローブ用として…
このような豚革の特徴を活かせるのが『子ども用グローブ』『ジュニア用グローブ』ではないかと目を付けました。
軽くて丈夫で、なにより柔らかい
シボやしっとり感は軟式ボールとの相性が良い
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