基礎中の基礎 “目線”をブラさない 事
野球動作の基礎中の基礎 “目線”をブラさない 事。
安定したプレーをするために目線のブレをなくすには、身体の動きも大切ですが、何より意識の問題もあります。
そのためにも目線のブレを『可視化』=『子どもたち自身がわかる』アイテムを開発しました。
\商品化のキーマンは中学生M君/
中学生選手のコーチングが開発のきっかけに
目線がブレる原因は「頭が過剰に動く事」
それなら!頭の上に何かを乗せれば自然と落とさないようにするため、頭の動きや目線のブレも少なくなる!
そう思い…ウォーミングアップなどに使うマーカーコーンをM君の頭の上に乗せて練習させてみました!
実際に頭や目線のブレが少なくなり、ミート率もアップ!!
しかしながら、マーカーコーンでは簡単にすべり落ちたり、毎回毎回落ちたものを拾って乗せる手間が非常に面倒でストレスになりました。さらに自分で乗せ直した時に、頭の頂点に来たか分からないので効果も半減してしまうと感じました。
\M君との練習を再現/
~ 練習を続けると ~
さて、どうやって商品化するのか?
あるテレビ番組を見て、頭の上に熱湯を入れたボール(お椀)を乗せて、バランスを取るゲームをしている映像を見つけました。
「これは面白いかもしれない」と気づき、この原理を利用したもので開発していこうと決めました!
ただ、熱湯を頭の上に置きながら練習するのはさすがにどうか。。。
より安全に練習をするため、スポンジ素材で小さくて軽い『ミートポイントボール』を頭の上に置く方法を採用しました(熱湯案で進まなくて安心…笑)
マーカーコーンを逆さにして頭の上に
形状に関してはシンプルなモノに、さらに頭の上に置くのでとにかく軽量化が必須です。
一番苦労したことは、お椀となる部分のサイズでした。
浅すぎても難しく、深すぎても簡単に…
マーカーコーンを切りながら、サイズを調整していきました。そしてミートポイントボールを3~4個乗せる事により、程よい難しさと意識のしやすさがあると感じました。
"頭上に固定できるお椀"が完成
商品開発のきっかけとなるヒントをくれたM君に「着用してほしい!」と依頼をしたところ、『写真を撮るのは恥ずかしい…』と拒否されました。トホホ
実は、FBHT-8Mという品番の最後のMは、M君の頭文字を採用しました!
ブレが軽減されミート率アップ
同じ意識で振ればスウィングもGOOD
ボールを覗き込むように頭で追いかけずに、しっかり正面を向いて軸を安定させることがミート率の向上に非常に重要なポイントです
完成後、実際に試着してプレーみると、バッティング以外にも、≪スローイング≫≪フィールディング≫とすべての動きの中に取り入れることが出来ました。
幅広い動きの中で使用する事で、さまざまな技術の鍛錬に励むことが出来ます。
さらに、前述した通り、練習している本人が自分自身の目線や頭のブレを可視化出来るため、次から次へと向上心が湧いてくるギアだと確信しました!
\商品名は バランスハット/
心から子ども達のことを考えている野球用品メーカーの社長そして社員達の商品開発への挑戦は終わることなくこれからも続きます・・・