男性を基準につくられたグローブ(グラブ)が当たり前…女子野球選手は、そんなグローブをなんの疑いもなく使っている日々…
そんな現状を変え、女子野球選手がより "シンプル" に "スムーズ" に本来の実力を発揮できるようになってほしい!という想いで生まれた≪女子硬式野球選手向けのグローブ(グラブ)≫があります。
※初回生産分は早々に売り切れ、第2次生産の限定モデルが完成しました。
2024年8月8日更新
目次 |
女子野球選手の特徴 |
操作性を求めて |
女子向け内野手用グローブ |
クラブ職人と女性社員がタッグ |
型付けも女性の手で |
ご注文ページ |
井端弘和さんにも評価していただいた開発vol.1の記事は→ コチラ
外野手用の新型については→ コチラ
女子野球選手の特徴
女子野球選手向けのグローブを開発するにあたり、まずは選手の特徴を把握することが重要です。
男子選手との違いはどこにあるのか?そして、男子選手と違わない部分はどこなのか?実は後者の『男子選手と違わない部分』がとてもカギになるのです。
男子との違いが表れる部分
・握力(手全体の力、指の力)
・手の厚み
・手の大きさ、指の太さ
・体全体の大きさと全体の筋力
実は男子と違わない部分
・基本的な捕球動作や姿勢
・捕球~送球の握り替え技術
・好むデザイン(可愛さではない)
男女で異なる部分は補いつつ、大きく異ならない部分は既存のグローブの良さを残すことがとても重要です。
× ただサイズや手口を小さく!デザインを可愛く! ×女子野球選手たちは、決してそんなグローブは求めていないのです。
女子野球出身の女性社員がプロデュースしているからこそ、現場のリアルな声を反映した開発ができるのです。
操作性を求めて
先述したようにあくまで最重要視するのは、男子とは異なる部分を補ったうえで "女子選手にとって捕球しやすい/操作性が良い" ということです。
手の厚みや握力の違いもありますが、やはり注目すべきは指です。
指の力・指の長さ・指の太さ これらの男女による違いを補わないと、手よりも大きいグローブの親指の端から小指の端までを満足に操作することはできません。
下記の画像のように実際に手が入る部分から、いかに親指&小指の先まで連動性をもたせるか、ボールを捕るポケットを維持しつつ指先までの一体感を実現できるかがカギです。
女子野球選手の手・指の大きさや力との相性が良く、より扱いやすいグローブが実現すれば、本来の実力…さらに今まで以上の実力を引き出すことができます。
そのために、東京都足立区にあるグラブ工房の職人と、女子野球出身の女性社員がタッグを組み、グローブの内部パーツからすべてを見直しました。
【捕球~連動性が必要な部分には強さを残し、力を伝えるために指の力が必要となるる指先は薄く、必要以上に力を入れなくても自身の手についてくるように】
【親指・小指の指かけは女子選手の手と指に合わせて長さと位置の調整をし、開閉の支点となる親指にはグラブとの一体感が増すように、特殊ホールド加工も追加】
※第2次生産分からの追加になります
女子向け内野手用グローブ
最終的には全ポジションの女子選手向けグローブ&ミットをラインナップしていきますが、まずは内野手用から開発・販売を開始しました。
実際に初回生産分は完売し、高校女子野球選手や中学女子硬式野球選手が使用して全国各地で活躍しています。
\ポケットに奥行きができる構造/
\手入れ+開閉時のフィット感/
\指のホールドからグラブへの一体感/
グラブ職人と女性社員がタッグ
野球用品メーカーのフィールドフォースが、グラブブランドのGlom(グロム)も運営しています。
東京都足立区に自社のグラブ工房があるので、このように女子野球選手向けといった1つ1つターゲットを絞ったこだわりのグラブ開発が可能なのです。
日本製レザーを半裁の状態で入手し、職人が1枚1枚の状態を見極めてパーツの裁断、縫製、レース通しを行いこの新型グラブは完成します。
型付けも女性の手で
グローブの製作工程だけではなく、使用感に直結するのが店舗などで行う『型付け』です。
ここでもやはり、男性と女性では手の厚みや指の太さ…そして何より指の力によるグローブを握る感覚が異なります。
多くの店舗では男性スタッフによる型付けが行われ、「女子の手に合わせて行います」と言いつつも、合わせて使用感をイメージしているだけで実際にグローブに入る手は男性サイズです。
そんな型付け工程まで "女子野球選手向け" にこだわり、女子野球の第一線でプレーしてきた女性社員の手で1つ1つ丁寧に型付けを行っています。
(型付け例)
ご注文ページ
※一部売り切れあり