誰もが打ちたい柵越えのホームラン。そのために一番必要なものはパワー? スウィングスピード? いえいえ、ボールにバックスピンをかけるための練習です。
そのひと振りで球場の雰囲気を一変させ、勝負の行方をも左右する本塁打。野球をやっている者ならば、誰でも打ちたい正真正銘のオーバーフェンスのホームランは憧れでもある。
ではどうすれば実現できるのか? 一般的にはボールにバックスピンをかければ、打球は浮力によって遠くへ飛んでいくという。簡単に言ってはいるが、天才的な選手でもない限り、すぐにできるものではない。そのためにはその技術を習得する必要があるのだ。今回、フィールドフォース社がその答えをトーレニングアイテムとして持ってきてくれた。
バッティング練習のパートナー再び
皆さんはプロ野球選手がティーバッティングでボールを上に上げる練習をしているところをテレビなどで見たことはないだろうか? 古くは元中日のGM、落合博満氏が現役時代にやっていた練習方法で、現在は日本ハムの中田翔選手や西武の中村剛也選手も取り入れているという。ボールの真ん中からやや下をこするように打ち、フライを上げるのだ。これはバックスピンをボールにかける練習。しかしそんな練習、学童野球のチームではなかなかやることは難しいだろう。そうなると、個人練習だ。ここでフィールドフォース社の登場となる。今回はティー用のアイテムで、その練習を実現してくれた。そう、あのパートナーシリーズの商品として。

ボール位置のサイズは約82cm~120cm
開発を担当した吉村専務に話を聞いた。
「ホームランを打つにはボールの真ん中から下3~4ミリを叩かなければならないと言われています。ですが、置きティーの場合、ボールの真ん中から下にバックスピンをかけて打つ練習をしようと思っても、ボール置き部分に干渉してしまう。せっかく理論が分かり、その練習ができるのに、用具のせいで逆にストレスを感じてしまう。そう思った時にこのティースタンドを思い付きました」
そして、誕生したのが「スウィングパートナー・バックスピン/FBST-300」だ。
吉村が続ける。
「そう、人気の『スウィングパートナー』シリーズにまたひとつアイテムが加わったわけです。愛称は『バックスピンティー』。最大の特長は吊るした状態でボールの下半分を叩く練習ができること。ラバーシートを筒状にしたボール受けにボールを簡単にセッティングでき、バックスピンをかけるためのティーができます」



「さらに、もうひとつの特長として、ボールをセッティングする支柱を逆に取り付けることで、いつものティー練習もできます。つまり、2ウェイで使用ができるティースタンドなんです」

ボール位置のサイズは約55cm~90cm
ティースタンドの革命的存在はさらに進化を…
一般的なティースタンドはボールを乗せる部分が硬く、折れやすいという傾向があるが、バックスピンティーはボールをセットする部分が柔軟性のあるラバー素材なので、消耗度は低い。とは言っても消耗パーツであることには変わりはなく、そこは別売りの「スペア・バックスピン/FBST-300」が対応する。

ここで吉村専務が特別な情報を提供してくれた。
「このバックスピンティーは単独で使用することはできません。当然ネットが必要になってくるわけですが、これだとある程度のスペースを確保する必要がある。そこで、他のスウィングパートナー・シリーズでも使用しているダミーボールを付けたアタッチメントを発売することが決定しました。これでネットを使用しなくてもバックスピンティーを使うことができるようになります」
こちらは、「バックスピン・ダミーボール/FBST-300DB」として、10月初旬から発売を開始する予定だ。そして吉村専務にはバックスピンティーをさらに進化させるアイデアが用意してあり、実現に向けて間もなく始動するとのことだ。
最後に吉村専務がこのバックスピンティーに込めた学童球児への熱い思いを語ってくれた。
「このバックスピンティーで練習して、野球の醍醐味であるホームランを打って欲しい。学童野球では小さくまとまらずに、ホームランを狙える選手に育ってもらい、中学・高校の野球へと繋げて欲しい。各チームの指導者にはこういったツールを使ってホームランバッターを育ててもらえたらいいなぁと思います」
さすがは『学童野球応援隊』を掲げる企業、その思いはきっと学童球児にも通じているはずだ。バックスピンティーの成果でオーバーフェンスを放ち、嬉しそうにダイヤモンドをゆっくりと回る選手が続々と出てくる日はそう遠くなさそうだ。

「スウィングパートナー・バックスピン」の詳細、ご購入は▶コチラ